破産者の未来
Future
自責の念を吹き飛ばす!?
破産から復活するための2つの考え方
Resurrection
破産それ自体は許されるものではないかもしれない。それは間違いを犯した証拠であり、過ちであることは確かだ。また多くの方々に多大な迷惑もかけてしまった。
本当に申し訳なく思っている。
破産のたびに死ぬことも考えた、練炭で実行もしてみたがなぜか今こうして生きている。
いや生かされていると思っている。
そうであるならば自分を許そう。
他人が許せない事実があるかもしれないが、まずは自分を許して失敗を素直に認めることにした。
最初の破産直前に1億円の借金を返すために保険金目当てに自殺をはかった。しかし睡眠薬を飲まずに練炭を炊いたため気を失う直前に自然に車のドアを蹴り飛ばし外の空気を入れてしまった。
その後死ねなかったことを後悔し、数年間は常に車のトランクに練炭を積み、睡眠薬も用意していた。時が流れ死に損なった恐怖も手伝い次第に考えが変わり始めた。どうせ生きるなら努力して再起を果たそう。
それが迷惑をかけた方々への恩返しだ。なんとも都合の良い解釈であるが、真実はいつも目に見えないものだ。捻じ曲げられた生きる口実かもしれないし、もしかしたら神様は微笑んでいるかもしれないのだ。
わかららないことをくよくよ考えても仕方あるまい。答えはいつか自然に死が訪れた時にわかるかもしれないし、謎のまま終わるかもしれない。
とにかく生きていることに意味を見出そう。
明るく前向きで建設的に生きていこう。
そう思えるようになるまで土砂降り雨は続いた。
「止まない雨はない」大好きな言葉だ。
どれだけこの言葉に励まされたかわからない。
人生は必ず終わりの日が来るのだ。
自然に訪れるその日まで、誰かを愛して生きていこう。
多くの詐欺に合い、たくさんの人を裏切り苦しめてきたが、それ以上に多くの人々を愛していけば帳消しになるかもしれないじゃないか!?
誰かの役に立てるように心がけよう。
すぎた過ちはどうにもならない。
どうにかできることはただ一つ!今から先の未来だけだ。すぎた時間は反省のためにある。
学んだ後は自分を許し寛容な心で自分を見守ってあげよう。
そう言い聞かせながら生きている。
罪は罪だ、社会的な制裁を受け止め破産者として堂々と生きて行きたいものだ。
人に言いふらすような出来事ではないが、もし誰かが借金で自殺を考えているなら私は迷わず2つの考え方を提案したい。
1.見栄を捨て、プライドを捨ててありのままの裸の自分になりなさい。
そうきっと言うに違いない。
自他を愛し、自他を生かし、自他を許す努力をしていこうと暗闇の中で自分に何度も言い聞かせた。
2015年7月18日 空太郎
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